ネグリさんとデングリ対話@東京芸大・上野InsideOutburst with Mr. Negri@Geidai

<マルチチュード響宴>

マルチチュード・アート&ディスカッション・ミーティング
@上野 東京藝術大学 2008年3月29〜30日 *実行参加者募集中

<ネグリさんとデングリ対話>ドンデン返し!!

アントニオ・ネグリ氏は、今回の来日を断念せざるをえなかった。
しかし、芸大では、潜勢力励起事態が起こる。

すべては予定の日時に実施されました。

ネグリ氏の招聘元、国際文化会館が3月20日付で発表した「アントニオ・ネグリ氏来日中止について」に説明されている経緯で、同氏の来日はキャンセルになりました。しかし、マルチチュード=有象無象は止まれない、止まらない。宇宙はそうして膨張拡大してきた。世界はそうして無限の物理的、生物的経験をしてきた。それが天然だ。3月29日〜30日、ネグリさんはヨーロッパにいる。口惜しいだろう、悲しいだろう,落ち着かないだろう・・・それがどうした? 仕事は着々と進んでいる。生政治はまた大きな一歩、いや何千歩を踏破する。

人権の唯物的根幹である居所と移動の自由を奪われ(またしても!)、友愛と成長の範囲を限定された。それがどうした? マゾで言っているのではありません。もともと<デングリ>は「貧、戦、共」を掲げて、学んじゃおう、遊んじゃおう、一人じゃなく大勢、有象無象の納得へ向けて、際限のない思考と試行を日常にしよう!と企図しました。日本という国家の排外的警戒心なんて初めて知ったわけではありません。[政治犯だったと証明しろ]なんて、そんなデングリ返し的自家撞着が法律にあるだなんて、この点は学んで得しました。

ともかく、私たちはさらに忙しくなりました。「貧、戦,共」は当事者の存在形態なので、環境が変われば即、主体の永劫変化がまた始まる。さあ、無数の出発のために起きよう、服を着よう、靴を履こう!

3月29日,30日、濃密で軽妙な事態のまっただなかで、待っています!

<ネグリさんとデングリ対話>実行者会議
2008年3月21日

Toni Negri (Photo © David Balicki)

会 場:
東京藝術大学上野校地美術学部構内(半外舞台、グラウンド、講義室、アトリエなど)
日 時:
2008年3月29日(土)13時〜21時、30日(日)10時〜21時
入 場:
入場無料
主 催:
東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科、同絵画科油画専攻、音楽学部音楽環境創造科、大学院 映像研究科
共 催:
財)国際文化会館、東京大学大学院情報学環・学際情報学府
協 力:
日本航空

春一番、コケツマロビツ、デングリがえり ── ご挨拶にかえて

アントニオ・ネグリさんって、誰? イタリア生れの70歳代半ば、哲学者。スピノザ研究者。元政治囚にして亡命者だった。2000年、共著『帝国』で現在の世界の見方を一変させた。現在の世界を構成する時代遅れの単位──国家、領土──を越えるグローバリゼーションとネットワーク。それらが意味する、人間にとっての危機と可能性を明るみに出した。近代民主主義、資本主義、マルクス主義のドグマに穴をあけて、一人一人が現実の生のなかで、世界内の自分のことを考える、自由で軽快で、勇気りんりんの気分を振りまいた。生きることと政治を重ねて、マルチチュード=有象無象(うぞうむぞう)1の民に向けて、考えること、語ること、行動するテンポを叩き出し、奏でた。

その人が初めて日本に来る。歓迎の祝祭を有象無象の流儀でやろうじゃないの。企画も実行も、大学の敷居をとっぱらって、もっと楽しく賢く、有意義 に。さまざまな実践者、表現者、生活者、思索者、冒険者などなどの参集、協力を得て、生きることと政治を議論します。共通場の発生(建築)、目撃と想像力(映像)、身体と記憶と共感(パフォーマンス、音楽)、技術と創造性 (美術)、医療とアートをめぐるイベントを行います。

ネグリさんからは思想、思考法、知識、ユーモア、勇気と、いろいろ教えていただいた。これからも、そうだろう。では、せっかく対面できるのだから、日本と周辺で起こっている生きのいい活動、生れつつある現実、まだ言葉にならないものを含めて大切になりつつある感覚、、、そういうものの顕われの一端を、ネグリさんに報告しよう。で、対話を繰り広げよう。議論しよう。言葉だけでなく、アートだけでなく、さまざまな表現を通して、このマレビトと出会ってみたい。その場で発見できる、生きた身体として、存在としての彼のヴァイブレーションを楽しもう。

さらには、せっかくだから、ネグリさんを契機として、日本や周辺でもまだ出会えていない人たちと会おう、お互いを見せあおう。「こっち」と「あっち」がない交ぜになる場が生まれるか、どうか。自分の身体とアタマをそれだけ拡げ、深められるか、どうか。

なんだか、これまでにない新しいレベルで、人間や地球に触れることができそうな予感がします。主催者の楽観主義におつきあいいただいて、上野公園が花見の宴でにぎわう、入学式直前の3月29日、30日の週末に、有象無象のみなさまのご来場を、お待ちしています。

(文責=実行者会議 木幡和枝、東京芸大先端芸術表現科教授)

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  1. マルチチュード [multitude]は著書のタイトルでもある。無数で多様で塊で流れで、形態を固定化しない存在を、邦訳書ではカタカナで表記している。「有象無象」でもいいかな?とひらめいたのは、この言葉、カタチがあってもなくても、、、と、すごいことを言っているからです。 []

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