2008/4/1 火曜日

CO-TATSU COMMONZ

Filed under: 議論セル — 世話人 @ 0:25:44


イルコモンズ編「CO-TATSU COMMONZ」
6min31sec B/W [mash-up] illcommonz [musik] WEG

「にっぽんのコモン」についてのファンタジーの手法によるドキュメン・ビデオ・クリップ。「ネグリとのデングリ対話・第一部第三幕」の「コモンズ」のセクションの後半、ネグリとの電話での対話の直前に会場で上映。「にっぽんのコモン」を武器に「共」になって「戦」う云うこと聞かない「貧」たちの路上アクティヴィズムの記録(1999-2007)。前に誰かから「ネグリは日本にはおもしろいアクティヴィズムがないと思ってるらしい」という話を聞いてたので、そんなネグリに見せるためにつくったもの。不在のネグリを映像のなかに召還した。もしネグリが目の前にいたら、こういうおもいきった編集はできなかったかもしれない。そういう意味では、ネグリの「不在」を逆手にとってつくった映像。ネグリがその場にいないことをいいことに思うがままにフリースタイルで編集した映像。パンチインしたネグリのスピーチは、もとの映像(「終りなき革命」Bittrent 版)の解像度が低く、英語字幕がつぶれてよめなかったので、たぶんこう云ってるはずだ、と推測しながら字幕をつけた。これは翻訳ではなく、映画の「字幕」であるということで、そのへんどうか容赦を。というわけで、今回もまた、ネグリとの直接対話は果たせず、またしても、この質問は、宙吊りのままになった。

【質問】「時間が限られているので、単刀直入にお聞きします。前半のセッションでは、フランスやドイツの現代思想が、あなたの思想的なバイオグラフィーの中にどのように書き込まれているかということに話題が集まりましたので、それをうけるかたちで質問します。ヴィトリオ・デ・シーカの映画『ミラノの奇蹟』は、あなたの知的バイオグラフィーの中に、どのようなものとして書き込まれているのでしょうか?『ミラノの奇蹟』は1951年、つまりあなたが18歳の時に封切られた映画で、『帝国』の中で、あなたが「貧者」の希望を語るなかで、かなり唐突なかたちで言及している映画です。この映画とマルチチュードの関係について、何かお話しいただけるでしょうか?」

2008/3/31 月曜日

INSIDE OUTBURST WITH NEGRI (OP) Pt.1 “EMPIRE”

Filed under: 議論セル — 世話人 @ 22:34:38


An Opening Movie (part.1) for “INSIDE OUTBURST WITH NEGRI” in Tokyo National University of Fine Arts and Music, 30th Mar 2008.

“Consider how, When in the early 1950s Vittorio De Sica and Cesare Zavattini set the poor to fly away on broomsticks at the end of their beautiful film Miracle in Milan, they were so violently denounced for utopianism by the spokesmen of socialist realism. The dominant stream of the Marxist tradition, however, has always hated the poor, precisely for their being “free as birds,” for being immune to the discipline of the factory and the discipline necessary for the construction of socialism. In each and every historical period a social subject that is ever-present and everywhere the same is identified, often negatively but nonetheless urgently, around a common living form. They are merely partial and localized figures, quantitate signatae.
The only non-localizable “common name” of pure difference in all eras is that of the poor.” (Antonio Negri + Michael Hardt “EMPIRE”)

本来なら当日ネグリと共に、みんなで見たかった映画です。その機会が奪われてしまったのでYouTubeにアップしました。もし、ネグリに連絡がつくのでしたら、ぜひ、YouTube でみてほしいと伝えてください。

ラスト30秒に「ドンデン返し」の仕掛けを加えました。
このオープニングを構想した経緯はここに書いてあります。

▼空飛ぶマルチチュード(第一話)
http://illcomm.exblog.jp/556518/
▼空飛ぶマルチチュード(第二話)
http://illcomm.exblog.jp/581808/
▼空飛ぶマルチチュード(第三話)
http://illcomm.exblog.jp/651840/
▼空飛ぶマルチチュード・アンキャニー・リターンズ
http://illcomm.exblog.jp/654626/

──イルコモンズ/小田

「アントニオ・ネグリ/終わりなき革命」(短縮版)

Filed under: 議論セル — 世話人 @ 22:29:20


「アントニオ・ネグリ/終わりなき革命」(短縮版)
(別名:日本政府に対する9分59秒の抗議ミックス)
[出演] アントニオ・ネグリ、ジュディット・ルヴェル、マイケル・ハートほか

今回の外務省と法務省によるネグリの入国阻止によって、いったい何が奪いとられ、そして何が失われたのか、それをまずきっちり確認しておきたかったので、同名のドキュメント映画からネグリの講演シーンとジュディット・ルヴェルの談話を抜粋して編集してみた。YouTubeにアップして共有するために52分の映画を9分59秒に縮めた。この映画は、東京藝大の映像セッションでも上映される予定なので、その予告篇として見てもらってもよい。見どころは、パンクスやアナーキストたち、労働者や学生たち(なかには子どももいる)を前に、まるでラッパーのように手を突きだし、大きくひろげ、激しくふりまわし、資本主義を、搾取を、そして帝国を、激しくディスるネグリのアグレッシヴな知の身ぶりであり、その強度が生み出す場の空気とそのふるえである(これは本やテキストでは再現できないものだ)。さらにもうひとつの見どころは、ラストに、ほんの一瞬現れる、不屈の抵抗者であることの抑えがたい歓びと鳥のごとき微笑である(どこかでネグりはチャップリンの「鳥の笑い」について書いていた)。そう、この情動に、このヴァイヴに、この生の力に、無媒介的にふれ、それを大勢の人たちと一緒に共有したかったのだ。奪われたのはそれだ。失ったのはそれだったのだ。さて、それを別の方法でどうやってとりもどすか?いまそれを手を動かしながら考えてる。

──イルコモンズ/小田

【ネグリを通せ! 無数のネグリを】──〈移動の自由〉を要求する声明

Filed under: 議論セル — 世話人 @ 22:26:08

【ネグリを通せ! 無数のネグリを】──〈移動の自由〉を要求する声明

アントニオ・ネグリ氏は、3/19の出発前夜、日本政府の理不尽な妨害行為によって来日計画を断念せざるを得なくされました。

フランスを発つ2日前、それまで一言も言及されなかった膨大な書類を用意し、自ら「政治犯」であることを証明せよ──と日本政府は言う。

しかし、この世界的に知られた政治哲学者の特異な経歴について、法務省当局が把握していなかったことなどありえません。それが、なぜ2日前なのか?

今日、思想信条によって裁かれた「政治犯」が存在することを公式に認める政府など、ありえない。しかも根拠とされる政治犯除外条項が、これまで「難民認定」忌避や移民排除のために極めて差別的に運用されてきたことも明らかです。加えて、フランス国籍のルヴェル氏には事前にヴィザが免除されていたはず。

そもそも、国際アムネスティも取り上げているように、「犯歴」とされた「アルド・モロ元首相暗殺事件への関与」が冤罪だったことも、今日では広く国際的に認められた事実となっています。

そしてこのことが、なぜ反G8行動に絡んで入国拒否をされた3人の後、7月のサミット先進国首脳会議が開かれる、その4カ月前に起きたのか?

【この非道を、私たちは訴えます】
今回の日本政府によるネグリ、ルヴェル両氏に対する入国妨害は、はっきりとした「政治弾圧」であること。そしてそれは、多くのアジア系移民たち、様々な難民たち、そして忌避された人々が奪われてきた「移動の自由」の歴史の中にあること。さらに、この「鎖国」状況の中で7月のG8サミット会議が開かれること。

「ノ、パサラン! 奴らを通すな!」と、かつてスペインの反ファシストたちは叫びました。私たちも言いましょう、「ネグリを通せ! 無数のネグリを」「移動の自由を!」──と。

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