「アントニオ・ネグリ/終わりなき革命」(短縮版)
「アントニオ・ネグリ/終わりなき革命」(短縮版)
(別名:日本政府に対する9分59秒の抗議ミックス)
[出演] アントニオ・ネグリ、ジュディット・ルヴェル、マイケル・ハートほか
今回の外務省と法務省によるネグリの入国阻止によって、いったい何が奪いとられ、そして何が失われたのか、それをまずきっちり確認しておきたかったので、同名のドキュメント映画からネグリの講演シーンとジュディット・ルヴェルの談話を抜粋して編集してみた。YouTubeにアップして共有するために52分の映画を9分59秒に縮めた。この映画は、東京藝大の映像セッションでも上映される予定なので、その予告篇として見てもらってもよい。見どころは、パンクスやアナーキストたち、労働者や学生たち(なかには子どももいる)を前に、まるでラッパーのように手を突きだし、大きくひろげ、激しくふりまわし、資本主義を、搾取を、そして帝国を、激しくディスるネグリのアグレッシヴな知の身ぶりであり、その強度が生み出す場の空気とそのふるえである(これは本やテキストでは再現できないものだ)。さらにもうひとつの見どころは、ラストに、ほんの一瞬現れる、不屈の抵抗者であることの抑えがたい歓びと鳥のごとき微笑である(どこかでネグりはチャップリンの「鳥の笑い」について書いていた)。そう、この情動に、このヴァイヴに、この生の力に、無媒介的にふれ、それを大勢の人たちと一緒に共有したかったのだ。奪われたのはそれだ。失ったのはそれだったのだ。さて、それを別の方法でどうやってとりもどすか?いまそれを手を動かしながら考えてる。
──イルコモンズ/小田



